高所作業車の旋回角度検知
タークのアングルセンサはRuthmann社製の高所作業車において作業用バスケットの旋回角度測定に利用されています
Ruthmann社は高所作業車の製造メーカであり、STEIGER®シリーズは最大100メートルの高さの安全性を確保するために、作業用バスケットの旋回角度等を常に測定しています。タークのアングルセンサ Ri360-Q14 により旋回角度は測定されています。このアングルセンサはコンパクトであり、かつ測定範囲の設置やゼロ点決め等を簡単に行うことが出来る製品です。
高所作業車には安全性が求められます。したがって、安全性が求められる部分は冗長的な設計が必要です。高所作業車のジブや取り付けられている作業用バスケットも同様で、ジブやバスケットの旋回角度は常に監視されています。Ruthmann社の電気制御技術リーダーのKlemens Post博士は説明します。”ジブが正確な位置にポジショニングした時だけ、作業用バスケットは旋回が可能です。そうでない場合、作業用バスケットは別の部分と衝突する可能性があるからです。これを防止するために制御システムはこれらの旋回角度を常に監視しています。"
出力信号の変化
"これまでに使用してきた角度センサには問題がありました。角度センサの検出範囲は180度で、-90度で0.5Vを出力し、+90度で4.5Vを出力しました。+90度を少しでも超えると出力値は0.5Vに瞬時に変りました。このため、0.5V出力信号を制御に使うことは不可能で、使用範囲は-85~+85度に限られていました。"
タークのアングルセンサ Ri360-QR14 は、この問題を解決しました。+90度を超えた部分でも出力は4.5Vのままです。初期値の0.5Vへの遷移は測定限界である+180度で行われます。これによりこの課題は解決することが出来ました。
タークのアングルセンサの優位性
この出力信号の変化以外にも、タークのアングルセンサの優位性があります。"タークのアングルセンサのもう一つの優位性は、多少のズレを許容できる点です。回転体に取り付ける位置決めエレメントの回転軸とセンサ本体の中心点は必ずしも一致しません。しかしながら、この状態でも回転角を測定することが出来ます。また、出力の設定はティーチングアダプタのボタン操作だけで行えます。"
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