爆発性雰囲気内におけるコネクタ接続

タークのBL20リモートI/Oとコネクタ接続技術はEnerflex社のモジュラーコンセプトをサポートしています

カナダのカルガリーに本拠を置くカナダの石油・ガス企業Enerflex社は製造設備にモジュール式のコンセプトを採用しています。製造装置はコンテナ程度の大きさのモジュールに分割が可能です。モジュール式の生産設備は一旦組み立てられて検査が行われ、その後分解してコンテナ大のモジュール単位の大きさに分割されます。このコンセプトを実現するために、タークのコネクタ技術とBL20リモートI/Oが役に立っています。

  • Enerflex社はタークの8ポートのジャンクションボックスと7/8コネクタを採用

Enerflex社は製品部門とサービス部門の両方を持っています。サービス部門は計装や制御システムを取り扱い、製品部門では石油やガス製造装置、圧縮機などを手掛けています。Enerflex Production and Processing (P&P)では石油、天然ガス、化学産業向けの完成度の高いモジュール式の製造施設の設計と建設を行っています。

配線接続方法の改善

モジュール式の実現のため、配管の分離はフランジ等で行えますが、配線についてはタークのコネクタ技術がこれをサポートしました。現場の各機器はジャンクションボックスに接続され、ジャンクションボックスからはホームランケーブルが伸び、制御盤に接続されます。

コネクタ接続とリモートI/Oの採用

Enerflex社はタークのコネクタ接続技術とBL20リモートI/Oの採用を決めました。タークのコネクタケーブルやジャンクションボックスの一部は、防爆認証(FM、CSA)を取得しています。このプロジェクトではBL20リモートI/OについてはEtherNet/IPが用いられました。

このプロジェクトでは顧客要望として20%のI/O点数のスペアが見込まれましたが、BL20の採用によりこれもクリアしました。

工場において配線やPLCのプログラミング及び試運転が完了すると、モジュール毎に分割されました。ジャンクションボックスの部分や、その他のモジュール間の接続箇所のコネクタケーブルが外されました。コネクタにはキーが付いており、再接続の際にも間違ったコネクタピンを差すことを防止しています。これらの技術により効率をさらに高め、現場での組立費用の低減につながりました。

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