洋上プラットホームの防爆センサ

北海の海上プラットホームにおいて、爆発防止のためにタークの防爆センサが使用されています

北海の洋上の老朽化した掘削基地を最新のものとするために、Streicher社は設置費用の低減のために最大でも11トンに抑えたモジュール式の掘削装置を開発しました。タークの防爆対応の近接センサは、この掘削装置の終端位置の検出に利用されています。

  • ATEX認証を取得しているタークの本質安全防爆対応近接センサが採用されています

  • 10個の近接センサにより現時点のパイプハンドラーの状況が検知されています

ドイツのデッゲンドルフにあるStreicherグループは水中用の掘削リグを開発・製造しています。同社は掘削リグの開発、設計、製造に幅広い専門知識と経験を有しており、探鉱用、石油用、天然ガス用などをカバーしています。

モジュラーコンセプト

Streicher社は長年、地上用の製品を開発・製造してきました。今回、海上用の製品を初めて手がけました。同社の強みはモジュラー式を採用しており、1モジュールの最大重量は11トンに抑えられていることです。これにより、洋上のプラットホームにおいてもクレーンで安全に吊り上げる事が可能で、古い掘削リグからの交換に大変適しています。

それぞれのモジュールは工場の中で製造されます。その後、工場の外において一度組み立てられます。機能面の検査と顧客向けのトレーニングを行った後、組み立てた掘削リグは分解され、単一モジュール状態に戻ります。そして出荷されます。このモジュールコンセプトにより、洋上のプラットホームにおいても12日間で組立が可能です。

爆発性雰囲気内の防爆対応近接センサ

可動部分の終端位置の検出を行うために、タークの防爆対応近接センサが採用されています。この近接センサはATEXやIECEx等の防爆認証を取得しており、いわゆるゾーン1で使用可能です。新しいシステムには約60個の近接センサが用いられています。この近接センサは防爆性能だけでなく、IEC61508におけるSIL2基準にも準拠しています。ここで採用されている角型の端子台接続タイプの近接センサは取り付け・結線も容易なものです。

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