RFIDとオートクレーブ
堅牢なタグを備えたRFIDシステムは、食品や飼料業界のプロセスをより効率的にすることを可能にします
タークのRFIDシステムは、オートクレーブなどの厳しい用途でも汎用性の高い自動識別ソリューションを提供しています。堅牢で再書き込み可能なタグは、より効率的な処理ステップと一貫したトラッキングシステムを実現し、装置の稼働時間を大幅に延ばし、新しい可能性を提供します。
高い湿度や圧力、140°Cという高温環境を生み出すはオートクレーブ処理施設は、食品の加工や殺菌などに用いられていますが、食品や飼料業界での最も要求の厳しいアプリケーションの1つです。生産工程の最初から最後までのトレーサビリティという意味で中間製品と最終製品を明確に識別できるようにするために、これまでユーザはバーコードやQRコードに頼ってきました。
これらの従来の認識手法の欠点は、高温、湿気または汚れに対する弱さと、工程を超えた情報の欠如です。
RFIDの利点
RFIDはバーコードのように印刷されたラベルでは影響を受けるような場面にあっても対応が可能です。高温対応タイプのRFIDタグはオートクレーブの中においても影響を受けることなく情報を保持します。
トレーサビリティ
EC規則178/2002、”食品、飼料、家畜、その他すべての食品に関する物質の提供者は、生産、加工、流通のすべての段階でのトレーサビリティの手順とシステムを備える” に準拠しなければならず、タークはこれにRFIDシステムを提供しています。最高周囲温度の140℃のガラスコーティングされたRFIDタグ(TW-R4-22-B128)に加えて、リードライトヘッド(洗い流す領域でも使用可能)、キャビネット内設置型のリモートI/O BL20または生産現場に直接設置可能なリモートI/O BL67等の包括的な自動識別システムにより、食品および飼料業界のユーザに対して、使用環境条件に関係なく、いつでも中間体および最終製品の識別手法をご提供します。タークのRFIDシステムを使用することで、食品および飼料業界のユーザは、製造プロセス全体を追跡し、アプリケーション環境が厳しくても関連情報を一元的に利用できるようになります。
これによりオートクレーブ処理が効率化されるだけでなく、手動入力の必要性がなくなり、システムの可用性が向上し、コストが削減されます。コンテナまたはカートに取り付けられた保護等級IP68のRFIDタグは、生産工程においてリードライトヘッドから生産関連データを格納し、生産の最終工程においてすべてのデータを品質管理システム等に移管することが可能です。
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