極低温環境におけるオートメーションソリューション
Cirus Controls社はタークのコネクタ接続技術を用いて、塩化ナトリウムの環境への影響を軽減しつつ道路からの雪や氷を取り除く、除氷システムを作り出しています
Cirus Controls社は、新しい除雪車及び、すでに使用されている除雪システム用の除氷システムを開発、製造しています。ミネソタ州ブルックリンパークに本社を置く同社は、油圧バルブ、センサ、制御装置を確実に接続するために、水、氷、塩、作動油などの材料に耐えるターク製のジャンクションボックスとコネクタケーブルを使用することに決めました。
住民であればよく知っているように、ミネソタの冬は非常に厳しく、数か月間は氷と雪で覆われた世界となる。道路の除雪にはブルドーザーショベルのような形をしたスノープラウが用いられ、また、塩化ナトリウムも同様に用いられています。しかしながら、塩化ナトリウムは環境への対策から使用する量を2001年から規制しています。
タークのコネクタシステムの採用
塩化ナトリウムの使用量は従来はユーザの経験値に頼ってきましたが、Cirus Controls社ではこれをコントロールするシステムを開発しました。トラックのフレームに各種機器が取り付けられ、それらはこの制御システムのコントローラに接続されます。除雪車の外側という過酷な環境に耐えうる接続方法をタークに求めました。
除雪車の機種の違いに従い、タークの4ポートまたは8ポートのジャンクションボックスが用いられています。このジャンクションボックスはM8、M12、M23等のコネクタを有しています。ジャンクションボックスの各ポートにはLEDが取り付けられているため、制御システムの信号を確認しなくてもどの機器がONしているかといった事が即座にわかります。
タークのコネクタシステムの採用により、トラックフレームに取り付ける機器が顧客により異なる場合やバルブが特注の場合でも、機器の接続は標準のままです。
塩化ナトリウムの削減によるコスト低減
この制御システムのおかけで、環境への負荷を低減するだけでなく、ユーザにとってはコストの削減にもつながりました。25台の除雪車を用いているあるユーザでは1シーズンで30%以上の低減を実現しました。この制御システムでは、稼働状況や散布結果などが記録されるため、これらの情報によりさらなる改善を行うことも可能です。
また、これらのデータはGPSシステムにより場所が特定できることから、ユーザは除氷作業を細かく管理することが可能です。
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